災害に備えて防災グッズを購入する方が非常に増えていますが、災害への不安から色々な防災グッズを備える方が多く見られます。確かに防災グッズはあれば便利なものばかりですが、持てるものや備蓄スペースにも限りがります。
しかし、災害は当たり前に人が亡くなっていきます。そこで、災害発生直後に必要となってくるアイテムを優先的に揃える事が大切になってきますね。
本記事を最後まで読んでいただくと実は必要のない防災グッズが分かるようになり、その結果本当に必要な防災グッズを備えることが出来るようになります。
それでは早速紹介していきます。
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防災グッズの優先順位はどのようにつけるのか?
まずは防災グッズの優先順位のつけ方について解説していきます。
優先順位のつけ方のポイントは以下になります。
- 防災グッズの種類を知る
- 緊急性のあるのもからそろえる
順に説明していきます。
防災グッズの種類を知ろう
防災グッズには大きく3種類に分けることができます。
以下の表を確認してください。
種類 | 用途 | 使い方 |
備蓄品 | 備蓄 | ・自宅避難時・災害後取りに戻る際に使用する
・災害発生後3日~7日分の備蓄品を用意する |
防災セット | 持ち出し | ・避難時に持ち出す
・災害発生から24時間以内に使うもの |
防災ポーチ | 持ち歩き | ・常に持ち歩く
・災害発生直後に使用する |
使用方法や保管方法、持ち出し方によってそれぞれ特徴がありますね。
上記の表からわかることは、時間の経過とともに必要なものが用意されていることです。
この順番で必要なものが変わっていくので、この3種類を備えてさえ置けば7日間は安心ですね。
まずは災害発生24時間に必要な物をを優先的に揃えましょう。
緊急性のある物から揃えよう
外出時に災害に遭遇したさいは防災ポーチが活躍します。理由は緊急性のあるものが入っているからですね。
<防災ポーチの一例>
- 水
- おかし(食料)
- 現金(小銭)
- 常備薬(絆創膏など)
また、防災セットの中にも緊急性の高いものを入れておきましょう。
これは自宅からの避難のさいに防災ポーチではなく、防災セットを持ち出して避難を行うからです。
両方持ち出してもOKですが、避難の邪魔になるなら防災ポーチは置いていきましょう。
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防災グッズでいらないもの(優先順位が低いもの)
ここからは防災グッズのなかで必要ない物を紹介していきます。
一般的に必要だと思われるが「実際あまり必要ではない物、なくても困らない物、優先順位の低い物」は以下になります。
- テント
- コンパス
- 小型発電機
- ロープ・ひも
- 毛布・新聞紙
- ティッシュペーパー
順に説明していきます。
テント
備品用として買いそろえる人がいますが、あまり必要ありません。
正確には防災用としてあえて買う必要がないですね。
自宅の被害が軽症ならそのまま住むことが出来るのでテントの出番はありません。
自宅の被害が甚大で避難所での生活となった時も、体育館などの敷地内では他の被災者から良く思われない等のトラブルになったりもします。
また、避難所のストレスから外にテントを張って住むこともできますが、防犯・安全面からみてもリスクが高いですね。
キャンプが趣味で経験値も豊富であるなどの特技がある方を除けば、あまりお勧めしないアイテムです。
身体への負担が軽減され、冬場は底冷えを防ぎ快適に眠ることが出来ます。
また、災害用のものは小さくすることができ持ち運びも簡単です。
コンパス
率直に言いますがこれは要らないです。
防災ポーチや防災セットに入れておく人が多くいるのですが、コンパスだけを持っていても分かるのは方角だけ。
例えば、避難所など目的地の方角が分かっていれば使い道はあるのですが、方角だけ知っているなんてことありませんよね。
また、場所が分かっているならコンパス自体必要ありません。
今はスマホを携帯しているので必要な情報はすべて取得することができます。私もコンパスは使ったことがないので必要ないでしょう。
小型発電機
災害発生時の停電対策として小型発電機を備えておきたいと考えることが多くいます。
電気が使えなくなることへの不安は大きいですし、備えておきたい気持ちも分かります。事実、あれば相当に便利ですし心強いですね。
私のところにも小型発電機の問い合わせが多いくありますが、一般的な家庭には安易におすすめは出来ません。
理由としては以下です。
- 活躍する機会が少ない
- スペースの確保が必要
- 設置費用が非常に高額
また、電気は他のライフラインに比べても復旧の優先順位が高いので早いです。
以下の表を確認してください。
ライフライン | 阪神淡路大震災 | 東日本大震災 |
電気 | 2日 | 6日 |
水道 | 37日 | 24日 |
ガス | 61日 | 34日 |
この表は各ライフラインが9割程度復旧するためにかかった日数ですが、電気は水道とガスに対して復旧がはやく、1週間以内には電気が使えるようになった事がわかりますね。
無理に高額な小型発電機を購入する必要はありません。
理由としては以下になります。
これで数日は持ちこたえる事ができます。
高額な防災グッズは慎重に購入するようにしてください。
タフまるを実際に使ったレビュー記事はこちらで公開しています。
防災用カセットコンロおすすめ第一位の「タフまる」を徹底レビューします。
ロープ・ひも
意外と思われるかもしれませんが、ロープは優先度が低いです。
しかし防災グッズで必要なものを連想するときに「ロープ」を挙げる人結構多いです。
理由として多いのがこちら。
- 荷造りのため
- 高所からの脱出
- ガレキなど障害物の除去
確かに実際の災害現場ではロープは必需品で多くの場面で活用されています。
しかし、あくまでもプロが使うから効果的なだけであって、ロープワーク知識もスキルもない素人では何もできません。
最悪、状況を悪化させる事態にもなりかねないので注意が必要ですね。
荷物などを縛るだけならテープが手軽なのでおすすめです。
毛布・新聞紙
災害時の寒さ対策に毛布や新聞紙を備えておく人がいますが、これは適切ではないです。
毛布ってかなり大きいサイズになり、持ち運び出来ないです。
新聞紙は濡れたら使えないし耐久性もありません。
しかし寒さ対策は命に直結するものなので必要になります。
そこで本ブログでは「アルミブランケット」をおすすめしています。
- 軽い
- 薄い
- 暖かい
災害時に持ち出す防寒対策としては最適なアイテムだと思います。
アルミブランケットは全身が覆えるサイズのものを選びましょう。
ティッシュペーパー
ティッシュペーパーは災害時には最適ではありません。
防災グッズとしてはより汎用性が高いトイレットペーパーが良いでしょう。
- 水に溶ける
- ロール形状
水に溶けるのでゴミになりませんし、ロール形状なので長さを自分で調整できます。
当然ですが、排泄の際にも使えますのでトイレットペーパーは必須の防災グッズです。
トイレットペーパーは芯を抜き、平たく潰して持ち運びましょう。
必要な防災グッズを無駄なく揃える方法
本記事では必要のない防災グッズを紹介してきましたが、ここでは必要な防災グッズを揃える方法を紹介していきます。
持ち出しの防災セットを無駄なく最適に準備する方法としては「市販の防災セットを購入する」ことがベストです。
防災メーカーが販売している商品なので、災害時に役立つグッズが入っています。
また、リュック自体も防水機能付きで防災に特化しているのが特徴です。
市販の防災セットも各社さまざまな商品がありますが、選ぶポイントは以下の3つです。
- 信頼性
- 実用性
- コストパフォーマンス
では具体的に何を判断基準にするのかを説明していきます。
選ぶポイント | 判断基準(確認するポイント) |
信頼性 | 企業や官公庁で使われている |
実用性 | 災害時に役立つもの・実績のあるグッズが入っている |
コストパフォーマンス | 必要な防災グッズがもれなく入っている・値段が安いこと |
これら3つのポイントを全て押さえているのが、防災メーカー「LA・PITA」が販売する防災セット「SHELTER」です。
エントリーモデルとしては値段が安く必要なものがしっかりと入っているので初めて買う防災セットとしては大変おすすめし
ています。
実際わたしも自宅に2つ揃えており、活動している消防団の本部にも置いて貰っています。
企業・警察などにも納品実績があり、累計販売数も60.000万個と信頼性も抜群です。
\ 家族の命を守る /
防災グッズの優先順位を家族で話し合いましょう。
無数にある防災グッズですが、必要ない物も多く含まれていることは理解していただけたかと思います。
災害に直面することは多くなってきたかと感じますが、それでも頻度は少ないですね。
実際に被災してみないと分からない事も多いのですが、そうなってからでは遅いです。
だからこそ優先順位をつけて必要ないグッズは備えない事が大切ですね。
\ 家族の命を守る /