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床上浸水のイラスト

防災グッズ

【2020年版】大雨・豪雨・浸水災害の防災グッズを紹介します。

この記事でわかる事

  • 大雨・浸水災害時に役立つ防災グッズ
  • 2010年以降に起こった主な大雨災害の紹介
  • 都市部と地方で発生する災害の違いを紹介

 

災害といえば地震や台風などを思い浮かべますが、単純な大雨・豪雨による浸水災害や土砂災害が毎年発生しており、西日本や山間部、川沿いの地域などは水害が身近にあり、梅雨の時期は心配になりますね。

記憶に新しいところだと平成30年の7月豪雨ですが、大量の雨が降ればどの地域でも起こりえる災害です。

いつ災害が起こっても迅速な対応ができるように準備することが大切ですね。

この記事では大雨・豪雨での災害時に役立つ防災グッズをご紹介していきます。

こちらの記事では防災グッズの選び方を解説しています。

防災グッズは優先順位が低い物は必要なし。選び方を防災士が解説。

 

大雨・豪雨の浸水災害時に役立つ防災グッズ

サバイバルグッズの一覧

 

大雨・豪雨の際に役立つ防災グッズは以下になります。

 

防災グッズ

  • 土嚢
  • 止水版
  • レインコート
  • 脱出用ハンマー
  • 段ボール箱・ゴミ袋

 

土嚢(どのう)

大雨・豪雨での被害で1番多いのは床上浸水被害です。

 

床上浸水とは住家の床より上に浸水したもので全壊・半壊には該当しないが,土砂などが入り込み一時的に住むことができない状態の事

 

つまりは家の中にまで水(ほぼ土砂ですね)が入ってくるので、とても住める状態ではなくなる被害のことですね。

さらに1度土砂が入り込むと、壁や床などは以前の状態には戻らないので家自体にも深刻なダメージが及びます。

そこで一番お手軽な対策がこの土嚢です。

古くからあるアイテムで、昔は砂を詰めて浸水を防いでいましたが重いのがデメリットでした。

いまは給水ポリマータイプの土嚢が一般的で使用前は100g程度と軽く、それでいて水を吸わすと10㎏と重くなるのでしっかり浸水を防いでくれます。

使用後は干せば元通り軽くなるので繰り返し使えるのもメリットです。

 

ココに注意

水が浸入するのは出入り口からだけではありません。トイレやお風呂場の排水溝から逆流するケースがあるので注意しましょう。

  • 玄関などの出入り口に設置する
  • トイレの便器内と排水溝の上に設置する

中と外,両方からの侵入を防ぐことが大切です。

止水版

止水版とは雨水が住宅や地下などに浸入しないようにせき止める板です。

地下鉄の出入り口に設置されているバリケードを見た事があると思いますが、あれが止水版。

一般家庭用に比較的安価で購入できるタイプもあるので用意しておくと良いでしょう。

 

 

レインコート

これは大雨・豪雨で避難するときに必須のアイテムです。

大雨災害は暑い時期に発生することが多いですが、雨に濡れると体温が奪われ体力がなくなっていきます。

精神的に衰弱する事で逃げる気力の低下を引き起こし、避難先でのストレスも大きくなります。

傘では役にたちませんので、必ずレインコートは備えておきましょう。

普段使用しているカッパタイプではなく、セパレートタイプをおすすめします。

こちらのタイプの方がより確実に濡れることを防げますし、動きやすいので避難の際に邪魔になることもありません。転倒などの2次被害も防ぐことができるので、必ずセパレートタイプのレインコートを選択してください。

 

ココがポイント

レインコートは避難の可能性がある時にはズボンの方を着用し待機するようにしてください。迅速な非難が可能になります。

 

 

脱出用ハンマー

脱出用ハンマーとは車に閉じ込められたときにガラスを割って車外へ脱出するためのアイテムです。

都市部では冠水した道路に侵入してしまうケースがあり、車が立ち往生したり故障で動けないなどの事態が起こります。

その時に車のドアを開けようとしても水圧で開きません。

成人男性でも厳しく、そのまま逃げ遅れて死亡した実例もあります。

そこで脱出用ハンマーを持ってさえいれば簡単にガラスがわれるので脱出が可能になります。

これは水害に限らず、事故などで車から出られない時にも有効なので備えておいて損はないアイテムですね。

 

ココがポイント

JIS規格のハンマーであれば品質は保証されているので購入するさいは「JIS規格」のものを選んでください。

 

 

段ボール箱・ゴミ袋

用意した土嚢だけでは数が足りず、浸水が防げない場合などに活躍するのが段ボール×ゴミ袋です。

これはゴミ袋に水をいれて水嚢(すいのう)にし、段ボールの中に入れてしまえば浸水を防ぐバリケードとなります。

ある程度のサイズが必要なのでスーパーの袋ではなくゴミ袋が良いですが、体力の無いかたはスーパーの袋を使って小さめの水嚢をたくさん作りましょう。それを段ボール箱のなかへ入れればOK。

 

水嚢の作り方

  1. ゴミ袋を二重にする
  2. 水を入れる
  3. 空気を出す
  4. 口を縛る

 

ココがポイント

水を大量に入れてからでは重くて運べないので、設置場所で水を入れましょう

 

 

2010年以降に発生した主な大雨・豪雨の災害事例

洪水でボートで避難する上空からのイラスト

 

ここからは2010年以降の過去10年で発生した主な大雨・豪雨災害事例を紹介していきます。

 

 大雨・豪雨災害  被害内容

平成23年台風第12号による大雨・豪雨

(2011年8月30日から9月5日にかけて)

被害地域は「埼玉県、三重県、兵庫県、奈良県、和歌山県、広島県、徳島県、香川県、愛媛県」の10県

ゆっくりした台風の影響で広範囲にわたり長時間の大雨が降った。この大雨の影響で、土砂災害、浸水、河川のはん濫が発生した。

死者82名、行方不明者16名、負傷者113名
住家全壊379棟、半壊3,159棟、一部損壊470棟
床上浸水5,500棟、床下浸水16,594棟

 平成24年九州北部豪雨

(2012年7月11日から15日にかけて)

被害地域は「福岡県、熊本県、大分県、佐賀県」の4県

停滞した梅雨前線に暖かく湿った空気が入り込み雨雲が発達。12日から猛烈な雨が継続して降った。この大雨により、河川のはん濫や土石流が発生し甚大な被害となった。

死者30名、行方不明者3名、負傷者34名
住家全壊276棟、半壊2,306棟、一部損壊192棟
床上浸水2,574棟、床下浸水8,409棟

平成25年台風26号による大雨・豪雨

(2013年10月14日から16日にかけて)

被害地域は「東海地方全域、関東地方全域」

マリアナ諸島付近で発生した台風第26号は、発達しながら日本の南海上を北上し、大型で強い勢力のまま、16日明け方に暴風域を伴って関東地方沿岸に接近した。

死者40名、行方不明者3名、負傷者130名
住家全壊86棟、半壊61棟、一部損壊947棟
床上浸水1884棟、床下浸水4,258棟

平成26年8月豪雨

(2014年8月15日から20日にかけて)

被害地域は「近畿地方、東海地方、北陸地方、九州北部、中国地方(広島市)」

前線が本州付近で停滞し、そこに暖かく湿った空気が入り込み不安定な状態に。その影響で局地的に猛烈な雨が降った。広島市では土石流や土砂崩れが発生し、甚大な被害となった。

<広島県の被害>
死者75名、負傷者68名
住家全壊179棟、半壊217棟、一部損壊190棟
床上浸水1,086棟、床下浸水3,097棟

平成29年7月九州北部豪雨

(2017年6月30日から7月10日にかけて)

被害地域「北陸地方、東海地方、九州北部

梅雨前線が、6月30日から7月4日にかけて北陸地方や東北地方に停滞し、その後ゆっくり南下。7月5日から10日にかけては対馬海峡付近に停滞した梅雨前線に向かって暖かく非常に湿った空気が流れ込んだ影響で、西日本で記録的な大雨となった

死者39名、行方不明者4名、負傷者35名
住家全壊309棟、半壊1,103棟、一部破損94棟
床上浸水202棟、床下浸水1,706棟

平成30年7月豪雨

(2018年6月28日から7月8日にかけて)

被害地域「西日本を中心に全国的に広い範囲」

前線や台風第7号の影響により、日本付近に暖かく非常に湿った空気が供給され続け、西日本を中心に全国的に広い範囲で記録的な大雨となった。九州北部、四国、中国、近畿、東海、北海道地方の多くの観測地点で24,48,72時間降水量の値が観測史上第1位となる。

死者224名、行方不明者8名、負傷者459名(重傷113名、軽傷343名、程度不明3名)
住家全壊6,758棟、半壊10,878棟、一部破損3,917棟
床上浸水8,567棟、床下浸水21,913棟

参考元:気象庁|災害をもたらした気象事例(平成元年~本年)

上記のデータから多くの大雨・豪雨災害は6月~10月に集中していることが分かります。

その他の季節が安全をいうわけではありませんが、特に危険な季節には本記事で紹介した防災グッズを準備・確認してください。

 

地域によって発生する災害の違いを理解しよう

場所の違いイラスト

 

過去10年に発生した大雨・豪雨災害の事例をみてわかる事があります。

それは発生地域に偏りがある事と、その内容の違いです。

 

主な発生地域

 

主な発生地域

  • 九州北部
  • 中国地方
  • 東海地方

 

大雨・豪雨災害が多く発生する地域は上記になります。

昔から台風の被害も多く、毎年のように大きな被害が報道されています。

 

都市部で発生する大雨・豪雨災害

 

都市部の発生災害

  • 河川の氾濫
  • 都市型水害(内水氾濫)

 

河川の氾濫は令和元年の「信濃川」「荒川」「阿武隈川」「久慈川」の氾濫が記憶に新しいですね。

都市型水害とは、下水の処理量を上回る大量の雨水が市街地になだれ込み大きな被害になる事を言います

近年はこの「都市型水害」が頻繁に発生しています。

 

山間部で発生する大雨・豪雨災害

 

山間部の発生災害

  • 河川の氾濫
  • 土砂崩れ

 

山間部でも河川の氾濫は起こりますが、都市部と比べると被害は大きくありません。

上流に位置する事と、人口が密集していないのが理由ですね。

山間部で危険なのは「土砂崩れ」です

ハザードマップでも土砂崩れの危険があるところに注目していますし、「平成26年8月豪雨」での広島市で発生した土砂崩れは非常に恐ろしい事例です。

また、避難場所も学校など大型の建物への避難となります。一般的な住宅ではひとたまりもありません。

このときに本記事で紹介している防災グッズがあれば安心して避難することができます。

 

大雨・豪雨災害時の防災グッズ まとめ

Summaryと書いてあるスマホ

 

梅雨時期~秋にかけて、大雨・豪雨災害は集中します

災害が発生したあとではなく、事前に備えておくことで大切なあなたと家族が守れるのです。

まずは安全に避難できることを最優先に考えて日ごろから行動するようにしてください。

それでは。

 

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