手回し充電器ではスマホを充電できない。モバイルバッテリーがNo,1。

スマホがモバイルバッテリーで充電されている

災害が起こった時、避難先での電源確保はいまや必須となっています。

良く見かける防災グッズの中に、「手回し充電器」を見かけた方も多いのではないでしょうか?

結論から言いますが、手回し充電器は役に立ちません

理由としては、スマホのバッテリー切れを防ぐためには手回し充電器では能力的に不十分だと言えるからです。

本記事を読んでいただくと、手回し充電器がスマホのバッテリー確保に不十分な理由と、最適な防災グッズが分かります。

その他防災グッズの選ぶにはこちらの記事を参考にしてみてください。

防災グッズは優先順位が低い物は必要ありません。選び方を解説します。

目次

手回し充電器が役に立たない理由

役に立たない人のイラスト

スマホの充電対策で手回し充電器が役に立たない理由は以下の2つです。

  • 接続できない(可能性がある)
  • スマホのバッテリー容量が大きい

そもそも接続できない可能性がある

手回し充電器はかなり前からあるアイテムですが、仕様と購入時期でそもそも使えない可能性があります。

簡単に言うと古くて仕様が合わないと言うことですね。

たとえばですが、iPhone5から導入された「ライトニングケーブル」がありますが、発売は2012年なのでそれ以前手回し充電器は非対応です。

さらに言えば、いまだに売れ筋の手回し充電器(ラジオ)を見るとライトニングケーブル非対応のものがラインナップされていることもあります。

防災グッズはいつ起こるか分からない災害に備えて買うものでなので、何年も使えるアイテムでないと備える意味がないと私は思います

その為、最新の防災グッズを揃えておく必要がありますね。

スマホは進化が早いですが重要なライフラインです。定期的に見直しましょう。

スマホのバッテリー容量が大きい

もう一つの理由はスマホのバッテリー容量が大きい事です。

手回し充電器を使うにあたり、これは致命的な問題です

以下の表を確認下さい。

iPhone機種 バッテリー容量
iPhone11 3,110mAh
iPhoneX 2,716mAh
iPhone8Plus 2,691mAh
iPhone8 1,821mAh
iPhone5 1,440mAh
iPhone4S 1,432mAh
iPhone3G 1,150mAh

上記の表から初期のiPhoneから3倍近くのバッテリー容量になっているのが分かりますね。

結論として現代のスマホをフル充電するためには、とてもじゃないですが手回し充電器では不十分です。

仮にiPhoneXをフル充電しようと思うと、7万回以上(時間にして10時間以上)回さなければならず、ただでさえ被災して疲れている所にこの作業量は絶望的な数字だと言えます。

また、スマホは不安定で弱い電圧は受け付けない仕様になっていて、疲れて回転が不安定になると必要な電圧が十分に得られず、一見回して充電が出来ている様にみえても実際は出来ていないケースも多いです。

個人的に手回し充電器は、防災グッズとして完全に時代遅れで不要なものであると言えます。

手回し充電ラジオも要りません。スマホが情報源です。

手回し充電器の代わりは?

スマホに映る女性のイラスト

ここからは災害時にスマホを充電するために最適な防災グッズを紹介します。

スマホを充電するために最適な防災グッズは以下になります。

モバイルバッテリー

モバイルバッテリー

結論としてはモバイルバッテリーがNo,1です

現在持ち出し用の充電アイテムとしてはコレ以上のものは見つからないですね。

普段使いされている方も多いと思いますが、その延長で災害時にも使っていただければOKです。

しかし、防災グッズとして使う場合は以下のポイントに注意してください。

  • 携帯用と持ち出し用の2種類を準備する
  • バッテリー容量を分ける

防災グッズとして使用する場合は用途別に2つ準備してください

理由としては防災グッズには「防災ポーチ」と「防災リュック」があり、用途が異なるからです。

防災ポーチは常時携帯するタイプの防災セットで、モバイルバッテリーも軽さを重視します。そのため、バッテリー容量は大きくないです。

対して防災リュックは家や会社などから持ち出して避難するための防災セットです。

重視するのはバッテリー容量なので比較的大きく重いバッテリーになります。

また、モバイルバッテリーはPSE認証済みのものを選んでください。

PSEとは「電気用品安全法第9条(特定電気用品の適合性検査)」の事で、法で定められた技術基準に適合する商品である証です。

モバイルバッテリーの紹介

まずは防災ポーチ用です。普段使いにもピッタリですよ。

次に防災リュック用。こちらは大容量で、普段使いも可能なサイズ感です。

また停電時にもモバイルバッテリーが役立ちます。

停電時の対応はこちらの記事で紹介していますので参考にしてください。

手回し充電器でのスマホ充電 まとめ

Summaryと書いてあるスマホ

それではおさらいをしていきましょう。

スマホの充電対策で手回し充電器が役に立たない理由

  • 接続できない(可能性がある)
  • スマホのバッテリー容量が大きい

スマホを充電するために最適な防災グッズ

  • モバイルバッテリー

スマホは重要なライフラインですので、災害時での充電切れは防がなければいけません。

スマホの充電にはモバイルバッテリーが最適と紹介しましたが、モバイルバッテリーしか使えないのが実情です

その他のアイテムを備える必要はなく、モバイルバッテリー複数台購入する方が合理的かと思います

モバイル機器の進化は早いです。防災にもモバイルが必須なので、防災グッズ情報も更新していって下さい。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (4件)

  • Mobile batteryを充電するにはどうすれば良いでしょうか?
    ペット(猫3匹)を連れて避難所の移動は難しい、そのためのテントは有効かと思うのですが。
    質問ばかりですみません、参考になる記事が多かったので、質問した次第です。よしなに

    • Ryo安室さんこんにちは。

      モバイルバッテリーの充電は基本的に避難所で行うことを想定しています。また、記事内での紹介はしていませんがソーラー機能付きのバイルバッテリーもありますのでそちらをご検討いただけると良いかと思います。

      ペットに関してですが、基本的に避難所はペットNGです。その為、おっしゃる通りテントでの避難生活がベターかと思います。防災グッズの紹介には汎用性が求められるので「テントは要らない」と記事では書いてありますが、生活スタイルに合わせて必要なアイテムを揃えていく事は防災の観点からも非常に大切な事です。
      私もビーグル犬を飼っていますので避難時のことは考えております。キャンプが趣味の為テントは持っていますから私は使用します。

      答えになっていますでしょうか?
      コメントありがとうございました。

      防災コンパス

  • 避難?と言うよりかはソロキャンプ?その境目は?と言う発想で、焚火で発電。そこで、2台購入。
    https://www.bioliteenergy.jp/menu44/contents606
    出力が2Aなので、iPhoneの充電も十分かと。燃料は?趣味のDIYのpine材、端材の木屑を溜め込んでいます。
    新コロナのことやペット同伴を考えると、出来るだけ非接触避難を考えています。
    ご返事ありがとうございます。

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