- 大雨での避難はどんな服装が良いの?
- NGな服装があるなら知りたい?
こんにちは。防災コンパスへようこそ。
今回は「大雨の避難で適切な服装」について説明します。
この記事でわかる事
- 避難時にしてはいけない服装
- 避難時におすすめの服装
- 防災グッズの中身ついて
災害が発生して避難が必要となったとき、着の身着のままで避難される方が非常に多いです。
特に大雨災害では避難の道中や避難所への出入りなどで危険であったり、濡れていて困るケースがあります。
大雨災害にかんしては発生前から準備する時間があるので、「避難に最適な服装」で待つことが大切ですね。
本記事を最後まで読んでいただくと、してはいけない服装・最適な服装の違いを知ることができます。
大雨災害の防災知識としてインプットいていただいて、大切な家族を守る手助けとしてください。
避難の前段階である自宅での対策はこちらの記事を参考にして下さい。
【最新版】大雨・豪雨・浸水災害の防災グッズを防災士が紹介します。
大雨での避難時にしてはいけない服装とは?
まずは大雨災害での避難でしてはいけない服装を紹介します。
してはいけない服装
- 長靴
- サンダル
- 半袖半ズボン
順に説明していきます。
長靴
大雨なのでつい長靴で避難されるかたが非常に多いですが、じつは大変危険な行為です。
通常の雨と違い避難するレベルの大雨なので、冠水していたり道路に水がなだれ込んできている状況になっています。
長靴では高さが足りず、水が中に入ってくる状況になることも。そうなるとゴム素材であることが逆効果になり水が抜けません。
足枷状態になり体力が奪われ、避難が遅れる危険性があるので長靴はNGですね。
サンダル
こちらも履物ですが、サンダルは脱げてしまう可能性が高いので避難の際にはNGです。
また、足がむき出しになるところも非常に危険。
流れ込んだ水で危険なモノが流れてくる可能性があり、むき出しの足では出血を伴う怪我をするケースがあります。
水の中では出血が多くなるので、これは大変危険な行為だと認識してください。
半袖・半ズボン(ハーフパンツ)
大雨・豪雨災害は6月~10月の暑い時期に集中するので軽装で避難される方が多くいます。
しかし、Tシャツにハーフパンツなどの素肌が露出している服装はNGです。
理由としては怪我による2次的被害を避ける意味合いが大きく、実際に怪我をしたケースは多く報告されています。
避難所や待機場所は物資が十分でないケースがあるので、手当てが遅れることもありますし衛生的にも良くありません。
トラブルを避ける意味合いでも避難中の怪我を防ぐことは大変重要なことだと認識してください。
大雨での避難時におすすめの服装を紹介
ここからは大雨災害時の避難に最適の服装を紹介していきます。
最適な服装は以下になります。
大雨の避難に最適な服装
- 帽子・ヘルメット
- レインウェア(セパレートタイプ)
- スニーカー(ヒモタイプ)
- 防水ライト(首から下げる)
順に説明していきます。
帽子・ヘルメット
台風のときに有効なアイテムです。
風でモノが飛んでくる可能性があるので、頭部はしっかり守るのが良いと思います。
特にお子さんはヘルメットを必ず着用するようにしてください。自転車のヘルメットでOKです。
レインウェア(上下セパレートタイプ)
レインウェアは上下セパレートタイプをおすすめします。
理由としては
- 服が濡れない
- 体温の低下が防げる
大雨・豪雨では強い雨、台風だと横殴りの雨のなか避難することになります。
着ている服の濡れ防止は体温の低下を防ぐ意味で大変重要なポイント。
また、フード付きのタイプを購入してください。帽子・ヘルメットの上からかぶせることで全体を守ることができます。
スニーカー(ひもタイプ)
大雨災害ではひもタイプのスニーカーで避難をしてください。
理由としては
- 水が入ってもすぐに抜ける
- 足がむき出しでないので怪我をしない
- ひもでしっかりと固定すればまず脱げることはない
大雨での避難では足元が濡れることが前提です。水がはいってもすぐに抜けていくスニーカーは最適なアイテムとなります。
防水ライト
夜間の避難が想定されるので、防水ライトは必須アイテムです。こちらは首からぶら下げるタイプのものを用意してください。
基本的に両手はフリーにしておく必要があるので、一般的な懐中電灯はNGです。
どうしても用意できなかった場合は仕方ありませんが、原則として首から下げられるタイプを準備することが大切です。
避難用の防災セットも持ち出そう
服装だけではなく避難用の防災グッズが入ったリュックを準備しておきましょう。
避難所での1次的な避難ではなく、宿泊が可能なアイテムを準備する事が大切です。
ストレス軽減とプライバシー保護、現在ではコロナウィルス対策も必須なので、前もって備えておくようにしましょう。
また、防災グッズを入れたリュックは1人1個が基本です。お子さんの分も忘れずに準備してください。
必要な中身の例は以下になります。
中身の例
- 下着
- 耳栓
- 着替え
- 非常食
- カイロ
- タオル
- 歯ブラシ
- アイマスク
- モバイルバッテリー
中身は濡れないようにジップロック等に入れておきましょう。
こちらの記事で「必要のない防災グッズ」を紹介しています。
防災グッズは優先順位が低い物は必要ありません。選び方を解説します。
大雨での避難と最適な服装のまとめ
それではおさらいをしていきましょう。
してはいけない服装
- 長靴
- サンダル
- 半袖半ズボン
大雨の避難に最適な服装
- 帽子・ヘルメット
- レインウェア(セパレートタイプ)
- スニーカー(ヒモタイプ)
- 防水ライト(首から下げる)
大雨・豪雨災害では水が一気に流れ込んでくるので避難は時間との勝負になります。
幸い、地震などとは違い事前に準備ができるので、慌てずに避難することを心がければ安全を確保できます。
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