- いきなり停電になった時はすごく怖かったです。
- どうすれば安全なのかを知りたい
こんにちは。防災コンパスへようこそ。
今回は「突然の停電で取るべき適切な行動」について説明します。
この記事で分かる事
- 停電時に取るべき適切な行動
- 停電時にやってはいけない行動
停電は突然にやってくるので、多くの方がパニック状態になり危険な行動を取る傾向にあります。
特に夜間の停電ではいきなり真っ暗になります。人間は本能的に暗闇を恐れるので、パニックになることは仕方のない事なんです。
しかし、停電時に危険な行動を取ってしまうと2次災害が起こりやすくなるのでNGですね。
そこで本記事を読んでいただければ、停電時にパニックにならずに安全な行動を取ることが出来る様になります。
停電になった時に取るべき安全な行動。
いきなり停電になった時に取るべき行動は以下になります。
停電時の適切な行動
- まずは一呼吸して冷静になる
- 本当に停電なのかを確認する
- 電化製品のコンセントを抜く
- 復旧するまで待機する
順に説明していきます。
先ずは一呼吸おいて冷静になりましょう。
結論ですがここが1番大切になります。
停電が起きても大丈夫です。まずは落ち着いて冷静になりましょう。
突然の暗闇に恐怖が襲ってきますが、夜間だとしても暗くなっただけだと思えばなんてことはないですよね。
また、停電が起きるケースといえば「落雷」が多いです。
大雨で雷が鳴っているときは、あらかじめ「停電がおきるかもしれない」と心の準備をしておくと、実際に停電になった時も冷静に対処できるのでおすすめです。
本当に停電しているのか確認しましょう。
次に本当に停電なのかを確認しましょう。
これは停電しているエリアを確認すればOKです。
確認する順序は以下の通り。
確認する順序
- 家の1部だけ電機がきていない
- 家中全てに電気がきていない
- ご近所全てに電気がきていない
まず停電と断定して良いケースは「ご近所全てに電気がきていない」だけですね。
家の一部分(1階or2階)やあなたの家のみ電機が来ていない場合は、ブレーカーが落ちている可能性が高いので分電盤を確認しましょう。
写真1
こちらは我が家の分電盤です。左側が「主幹ブレーカー」右側が「安全ブレーカー」ですね。
主幹ブレーカー(漏電)が落ちている場合
主幹ブレーカーが落ちている場合は同時に漏電スイッチが飛び出ています。
これは家のどこかで漏電が起きているので、以下の順番で対応してください。
- 安全ブレーカーをすべてOFFにする
- 主幹ブレーカーをONにする
- 安全ブレーカーを1か所ずつONにする
漏電が起きていない場合は問題なく全てのブレーカーがONになります。
しかし、漏電が起きている場合は安全ブレーカーをONにした瞬間に再びブレーカーが落ちます。
こうなれば漏電と判断して良いので、業者へ連絡して待機しましょう。
使用中の電化製品はコンセントを抜いておきましょう。
ここからは停電していた時の対応を紹介します。
万が一停電していた場合は、使用していた電化製品のコンセントは抜いておきましょう。
理由としては、停電が直ったときに電化製品が突然動き出します。
- 扇風機
- アイロン
- ドライアー
- 電気ポッド
上記は動くと危険な電化製品の例ですが、コンセントを抜いて2次災害を無くしましょう。
復旧するまで待ちましょう。
停電ならばあなたに出来ることはもうありません。復旧するまで出来るだけ安全な場所で待機しましょう。
また、災害発生時ならば避難等も考える必要があります。
スマホは命をつなぐ情報源となるので防災アプリなどを活用し正確な情報を確保しましょう。
停電になった時にやってはいけない行動とは?
ここからは停電の際にやってはいけない行動を紹介します。
停電時のNG行動
- 火器の使用
- 冷蔵庫の開け閉め
- スマホの使い過ぎ
順に説明していきます。
火器の使用
夜間の停電の際に「ロウソクをつける」なんて場面を思い浮かべる方もいると思います。
実はこれNGです。
理由としては簡単で火事になるからですね。
そこで代わりに以下の方法をおすすめします。
- 懐中電灯
- LEDランタン
移動の際や分電盤を調べるときなどは懐中電灯がベストですね。
対してLEDランタンは光が拡散するので、停電中でも不安がやわらぎ復旧までの待機中に活躍します。
LEDランタンはキャンプなどアウトドアで使用するタイプのもので乾電池式をおすすめします。
理由としては以下になります。
- 突発の事態に対応できる
- 長時間の連続使用が可能
- 非常に明るく光の強さを調節できる
特に停電などの突発の災害には「乾電池は非常に強い」ですね。
バッテリー式だと十分に充電がされていないケースがあるので不安定です。
こちらは我が家で愛用しているLEDランタンです。
電池は単一式を4本もしくは8本で使用可能で、スペックは以下になります。
連続使用時間 | HIGH(光の強さ) | MID(光の強さ) | LOW(光の強さ) |
単一4本 | 約20時間 | 約120時間 | 約400時間 |
単一8本 | 約13時間 | 約69時間 | 約169時間 |
冷蔵庫の開け閉め
停電時の冷蔵庫は頻繫に開け閉めしないようにしましょう。
冷気が逃げてしまい食材が腐りやすくなります。
また、夏場だと氷が欲しい場面があると思います。
冷蔵庫の使用は必要最低限に抑えて食材を守りましょう。
スマホの使い過ぎ
スマホの使用は最低限にしましょう。
本記事でも触れましたが、スマホは情報源であるとともに外部との連絡をとるライフラインとなります。
SNSなどをつい利用してしまい、バッテリー切れになるケースがあるので注意が必要ですね。
停電になった時の行動 まとめ
それではおさらいをしていきましょう。
停電時の適切な行動
- まずは一呼吸して冷静になる
- 本当に停電なのかを確認する
- 電化製品のコンセントを抜く
- 復旧するまで待機する
停電時のNG行動
- 火器の使用
- 冷蔵庫の開け閉め
- スマホの使い過ぎ
災害が発生し停電になった時に大切なのは「冷静な状況判断」と「ライフラインの確保」です。
夜間を乗り切り、復旧するまでの時間をストレスなく安全に過ごすためには日ごろからの備えが大切ですね。
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