金融

専業主婦がどうしてもお金が必要なときに利用できる借入方法とは?

「専業主婦でもお金を借りることができるの?」

専業主婦の人が「どうしてもお金が必要!」となったとき、多くの人が上記のような疑問を抱くようです。

結論から言えば、専業主婦の借入方法は限られてきます。

お金を借りるためには安定収入が必要であり、専業主婦は無収入の人が多いため、審査に通りにくいからです。

しかし、専業主婦でも利用可能な借入方法はちゃんとあります。

そこでこの記事では、専業主婦が利用できるおすすめの借入方法を紹介していきます。

専業主婦でもお金を借入できる方法はこの5つ

専業主婦でも借入できる方法はおもに次の5つです。

  • 銀行カードローン
  • 配偶者貸付のある消費者金融
  • 生命保険の契約者貸付制度
  • 質屋
  • ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付

上記5つの方法であれば、収入がない専業主婦でも借入できる可能性があります。

それでは、それぞれの詳細についてお伝えしていきます。

銀行カードローン

銀行カードローンとは、銀行が提供している個人向けの融資商品です。

限度額の範囲内で何度でも利用できるのが特徴であり、専用のローンカードを利用して、ATMやCDで利用します。

そんな銀行カードローンの中には、専業主婦の申し込みに対応している商品もあります。

そうした商品であれば、専業主婦でも審査に通る可能性があります。

配偶者貸付のある消費者金融

消費者金融の中には「配偶者貸付」を採用している業者があります。

配偶者貸付とは、夫婦間の年収の1/3を上限に借入できる制度です。

例えば、夫婦間の年収が400万円なら、1/3の133万円まで借入できます。

ただし、配偶者貸付には配偶者の同意や婚姻関係を証明する書類などが必要ですので、内緒で借入することができません。

また、配偶者貸付を採用している業者自体も非常に少ないです。

生命保険の契約者貸付制度

生命保険の契約者貸付制度とは、「解約返戻金(カイヤクヘンレンキン)」の範囲内で保険会社から借入ができる制度です。

解約返戻金とは、積立型の保険を解約したときに戻ってくるお金を指します。

解約返戻金は契約者のお金であるため、契約者貸付制度には審査がありません。

よって、専業主婦でも問題なく利用可能です。

質屋

質屋では「質預かり」という方法で融資サービスを展開していることがあります。

質預かりとは、品物を担保にしてお金を借りる方法です。

例えば、ブランド品や貴金属、時計などを質屋に預け、その価値分だけのお金を借ります。

そして期限(原則3ヶ月)までに返済するという仕組みです。

質預かりでは品物を担保にするため、審査がありません。

担保にできる品物さえあれば職業は関係なく借入できますので、専業主婦でも利用できます。

その場で融資が受けられるため、即日お金を手にできるのも魅力です。

ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付

ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付とは、担保となる「担保定額貯金」か「担保定期貯金」の預入金額の90%以内を上限に借入できるサービスです。

例えば、担保定額貯金が300万円あるとすれば、その90%の270万円を上限に借入できます。

貯金を担保にして借入するため、審査がありません。

早ければ即日借入することも可能です。

以下のように金利が低いのも魅力です。

担保 金利

  • 担保定額貯金 年0.252%
  • 担保定期貯金 年0.502%

【補足】収入があるなら選択肢は多数

専業主婦でも毎月何らかの形で収入があるのであれば、選択肢はずっと広がると覚えておきましょう。

例えば、配偶者貸付のない消費者金融でも借入できる可能性があります。

配偶者貸付のない消費者金融は収入がないと利用できませんが、収入があれば話は変わってきます。

返済能力があると判断され、融資してくれることもあるのです。

このため、毎月収入があるのであれば、先に紹介した5つの方法以外にも目を向けて見るのも手になります。

専業主婦がお金を借りるなら銀行カードローンがおすすめ!

ここまで専業主婦がお金を借りることができる方法をお伝えしました。

その中でもおすすめは「銀行カードローン」です。

銀行カードローンをおすすめする理由をお伝えしていきます。

  • 申し込み条件がやさしい
  • 申し込み~借り入れまでネットで完結
  • 最短翌日に借り入れ可能
  • 配偶者の許可は不要

申込条件がやさしい

銀行カードローンの申込条件は非常にやさしいため、容易に満たすこと可能です。

例えば、「三菱UFJ銀行カードローン」の申込条件は以下のとおり。

年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人のお客さまで、保証会社(アコム(株))の保証を受けられるお客さま。原則安定した収入があるお客さま。

特に難しい条件はありませんので、「申込条件が厳しくてクリアできない・・・」なんてことにはなりにくいです。

申し込み~借入れまでネット完結

銀行カードローンは申し込み~借入までネット完結できるケースが多いです。

来店する必要がなく、カードローンによっては口座開設も不要ですので、申し込み~借入までがとても手軽に完了します。

最短翌日に借入可能

銀行カードローンは最短翌日に借入できるのも魅力。

早い商品なら翌日に審査が完了し、その後すぐに融資してくれますので、申し込みしてから借入までそれほど時間がかかりません。

配偶者の許可は不要

銀行カードローンの場合、配偶者の許可は不要なケースが多いです。

配偶者の収入をもとに借入することになるものの、配偶者に許可を取る必要はありませんので、内緒で借入しやすいです。

専業主婦でも借入できるおすすめの銀行カードローン3選

ここからは、専業主婦でも借入できるおすすめの銀行カードローンを紹介していきます。

どのカードローンも全国対応であり、インターネットから申し込みできるため、利用しやすいです。

カードローンを選ぶ際の参考にしてもらえば幸いです。

  • 三菱UFJカードローン バインクック
  • イオン銀行カードローン
  • PayPay銀行カードローン

三菱UFJ銀行カードローン バンクイック

金利年1.8%~年14.6%
限度額最大500万円
審査時間最短翌日
融資時間最短翌日

三菱UFJ銀行カードローン バンクイックの特徴

  • 最短翌日に融資
  • 審査通過後にテレビ窓口ですぐにカードが受取れる
  • 口座開設が不要
  • ATMの利用手数料無料
  • 返済日を「35日ごと」もしくは「毎月指定日」にできる

三菱UFJ銀行カードローンは最短翌日に融資が可能なため、銀行カードローンの中ではトップクラスの融資スピードです。

振込は三菱UFJ銀行の口座しか対応していないものの、審査通過後にテレビ窓口ですぐにカードが受取れるため、それを利用して融資が受けられます。

口座開設も不要ですので、なるべく早めに借りたい人におすすめです。

イオン銀行カードローン

金利年3.8%~年13.8%
限度額最大800万円
審査時間最短翌日
融資時間最短翌日

イオン銀行カードローンの特徴

  • 上限金利が13.8%と低い
  • イオン銀行の口座があれば最短翌日に融資
  • 最短5日でカード受取
  • イオン銀行とコンビニのATM手数料無料

イオン銀行カードローンは上限金利が13.8%と低いのが特徴です。

このため、他のカードローンよりも利息が抑えやすくなっています。

イオン銀行の口座があれば最短翌日に融資が受けられますし、最短5日でカードが届きますので融資までの時間も短めです。

 PayPay銀行カードローン

金利年1.59%~年18.0%
限度額最大1000万円
審査時間(仮審査)最短60分
審査時間(本審査)最短翌日
融資時間最短翌日

PayPay銀行カードローンの特徴

  • はじめての借入から30日間無利息
  • 仮審査は最短60分で完了
  • 最短翌日に融資
  • コンビニATMの利用手数料無料
  • アプリで借入可能

PayPay銀行カードローンには「30日間無利息」になるサービスがあります。

はじめての借入から30日間は無利息となり利息が一切発生しないため、その分だけ利息をお得にできます。

仮審査が最短60分で完了しますので、借入できるか否かを当日中に知ることができる可能性があるのも魅力です。

銀行カードローンに申し込む前のチェックポイント

専業主婦が銀行カードローンに申し込む前には、次の4つのポイントをチェックしておきましょう。

  • 専業主婦の利用に対応しているか
  • 配偶者に安定収入があるか
  • 信用情報に傷がないか
  • 他社借入が多すぎないか

上記を確認しておかないと審査に通らずに借入できないことがあります。

次章の解説を読んで問題ないか確認しておいてください。

専業主婦の利用に対応しているか

申し込みを検討しているカードローンが専業主婦の利用に対応しているかのチェックは必須です。

すべての銀行カードローンが専業主婦の利用に対応しているわけではないからです。

専業主婦はNGという銀行カードローンも多いので、利用できるかのチェックはしっかりしておきましょう。

配偶者に安定収入があるか

専業主婦が銀行カードローンを利用する条件として、配偶者に安定収入があることが必須です。

専業主婦の場合、配偶者の収入をもとに借入をすることになるからです。

配偶者に毎月収入がないと審査に通らないので注意しておきましょう。

信用情報に傷がないか

信用情報に次のような傷がないかも重要です。

  • 延滞記録
  • 金融事故(債務整理・長期延滞・代位弁済・強制解約)

銀行カードローンの審査では必ず信用情報を確認されますので、上記のような記録があると審査落ちの原因になりやすいです。

とくに金融事故は「ブラックリスト」のことですので、記録があると高確率で審査落ちになります。

他社借入が多すぎないか

銀行カードローンの審査では他社借入状況を必ずチェックされます。

次のような他社借入の金額や件数が多いと審査に不利ですので、気をつけなくてはいけません。

  • カードローンやキャッシング
  • フリーローン
  • クレジットカードのキャッシング枠

上記の借入額や借入件数が多いと、「これ以上の融資は返済不能になる恐れがある」と判断されやすくなり、審査落ちの原因になることがあるのです。

銀行カードローンに申し込みして借入するまでの流れ

最後に、銀行カードローンに申し込みして借入するまでの流れをお伝えしておきます。

事前に目を通しておけば、実際に申し込みするときに手間ってしまう可能性を減らせますので参考にしてください。

銀行カードローンの申し込み~借入までの流れ

  1. 申し込み
  2. 本人確認
  3. 審査
  4. 必要書類の提出
  5. 契約
  6. 借り入れ

各社によって細かい部分は異なりますが、およそ上記のような感じになります。

注意点は「何度か電話があること」と「必要書類」くらいです。

電話について

申込後の「本人確認」や審査の「在籍確認」があるのが基本ですので、きちんと対応してください。

本人確認とは

本人確認とは、申し込みの意思を確認するための電話です。

成済ましによる申し込みを防止するため、氏名や住所などを聞かれます。

通常、携帯電話にされます。

在籍確認とは

在籍確認とは、申告どおりの勤め先に所属しているかを確認するための電話です。

申込時に申告した勤め先に電話があります。

通常、「審査担当者の個人名」や「銀行名」で電話されます。

必要書類について

銀行カードローンを利用するためには必要な書類があり、それは以下の2つです。

  • 本人確認書類
  • 収入証明

本人確認書類は必須であり、運転免許証やパスポート、保険証など身分を証明できる書類を提出することになります。

収入証明は限度額50万円以下なら不要なケースも多いです。

限度額50万円超を希望する際は、源泉徴収票や給与明細、確定申告書などの収入を証明できる書類を提出することになります。

まとめ

今回の記事をまとめると次のとおりです。

  • 専業主婦がお金を借りる方法でおすすめなのは「銀行カードローン」
  • 銀行カードローンは申し込みの敷居が低く、手軽かつスピーディーに借入できる
  • 銀行カードローンに申込前には、「専業主婦の利用の可否」「配偶者の安定収入」「信用情報」「他社借入状況」を確認しておく

銀行カードローンであれば、専業主婦であっても審査に通り、借入ができる商品があります。

中でも次の3つはおすすめですので申し込みを検討してみてください。

  • 三菱UFJ銀行カードローン バンクイック
  • イオン銀行カードローン
  • PayPay銀行カードローン

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